ぱいせんのチャリ
ぱいせんの自転車を組むことになった。
ぱいせんの存在はgoogleで検索すれば出てくるだろう。平仮名で書くと胸の大きい人のように見える。男だが。
事の発端は私が自転車を買ったからである。触発されたのだろう。彼はDeRosaのクロモリフレームの自転車を所持している。どうやらダウンヒルで落車し、怪我をしてから乗っていないようで、勿体ないので引き取ると伝えたところ、30万よこせと言われた。暴力である。暴力は何も物理的なものだけでないことを知っているのだろうか。私は知らない。
それなのに何故新たに自転車を買おうとしているのか。謎である。しかし、それが物欲なのだ。欲しいから欲しい。愛することに理由は必要ないように、物欲にも理由は無くていいのだ。
今のところ、ICANという中華のカーボンフレームを製造しているメーカーのものに、シマノの105のコンポーネントを組み込み、ホイールも同じくICANのカーボンチューブラーになると思われる。中華カーボンということで不安な部分もあるが、ICAN自体は他社のコピーブランドという訳でもなく、国内での使用例も多い。フレームやホイールの二年保証を見れば、それなりに安心できるのかもしれない。
安いなオイ
彼とのDMのやり取りで、組むのに最低限必要なものを伝えた。フレームやコンポーネント以外にも、ステムやプレッシャープラグなど意外と必要なものは多い。彼からそれらが届くのが楽しみだ。同時にどんな美味しいものを奢ってくれるのか。
とりあえずこうしてブログに書き綴っておけば、彼も逃げ道が無くなり、購入せざる終えない状況になるだろう。人にお金を使わせるのは楽しい。甘い言葉で誘惑し、物欲に折れる様は見ていて気分が良い。決して悪意があるわけではない。欲しいものを買う手助けをしているだけなのだ。何を勘違いしたのか、鬼だ悪魔だ等と言われるのは心外だ。深淵のやり取りでなど以ての外。私は楽しい本音と楽しい嘘が大好きなだけである。