宮本のやつ

ヘラヘラと生きる人のブログ

ディープリム

宮本、ディープリム、欲しい。

なのでディープリムを装備することでどんな利点があるのか適当にまとめてみる。それを後に自分で見ることでディープリムを買う事への正当性のようなものを見出していきたい。

 

ディープリムの利点は、ある方向から風を受けることで自転車を前進させる方向に揚力を生み出せる、つまり、風を受けることによって発生する抗力を相殺できると言うことである。空力が良くなるとか、スポークが短くなるといった効果は副次的なものだ。以外適当な絵で説明していく。

屋外を自転車で走行している際、風は何かしらの角度を持って自転車に吹き付けるのだが、この角度をヨー角と言う。このヨー角は空気の流れと、自転車のスピードとの相対速度によって決まる。

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風はあらゆる方向から吹くが、FLOのデータによるとヨー角はほとんど0〜20度の範囲に収まる。しかもその8割が0〜10度の範囲だ。ほとんどの場合で、ほぼ正面からの風と言ってもいいだろう。

揚力はホイールに斜めの風が当たることによって発生する。ざっくり言うとホイールが空気の流れを変えることで、ヨー角の90度方向に力が発生する。ヨー角が10度なら-80度の方向だ。ほとんどが横向きの力だが、進行方向と同じ力も発生している。これが、風によって発生した抗力を相殺する。

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ヨー角が大きくなればなるほど、揚力の横向きの力が小さくなり、進行方向への力が大きくなる。それと同時に抗力も小さくなっていく。実際に15度付近で、揚力が抗力を上回るホイールも存在する。

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その揚力は前輪の前側と後側の両方に発生する。理想では前後共に同じ力が働くので、風が吹くことによってハンドルが取られる事は無い。実際は風によってハンドルは取られるのだが、これは前後で発生する揚力の差によるものだ。風を受ける部分の形状が、前後で等しくない事で起きる。

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揚力の大きさは、リムの形状と、その表面積によって決まる。リムハイトの高いものは揚力を生み出しやすいが、その分風によってハンドルを取られやすくなる。

上の話をまとめると、良いディープリムのホイールは、小さなヨー角で大きな揚力を生み出し、かつその力が前後で等しいものということだ。そんなの無いけど。というか上の図とかざっくりのアレなのでアレしないでほしい。

 

果たしてホビーライダーには恩恵はあるのか?という疑問だが、あるっちゃある。という感じだ。ホビーライダーだろうとヨー角は0〜20度の範囲に収まるし、それによる恩恵は確実に存在する。ただその恩恵が、40km走って一分にも満たないようなものなので、誤差と言われれば誤差みたいなものかもしれない。TT等を行うレース志向の人には確実にお勧めできるのだろうが、山岳好きやホビーライダーにはどうなのだろうか。ディープリム化による重量増のデメリットが大きくなりそうな気がする。

選ぶとしたら、ハイトが40〜50mmのカーボンリムだろうか。重量も一般的なアルミリム程度で、剛性もあり、適度なディープリムの恩恵に与れる。オールマイティに使える感じがある。

まぁ、多分見た目が格好いいから買う。自転車における性能で一番大事なのは見た目だ。

 

なんの面白みもないクソ記事になったんですけど