服を染める
乱痴気でSTUDIO NICHOLSONのパンツを買ったのだが、雨でかつ店内の照明が暗いので思ったよりも青かった。
JAN-JAN VAN ESSCHEやO project、このSTUDIO NICHOLSON目当てで買い物はするが、この照明の暗さというのは正しい色の判断が出来ないので、かなりのマイナスポイントだ。晴れていれば窓際で明かりに照らせばいいのだが、生憎の雨とセールに釣られて買ってしまった。
まぁネイビーでもいいのだけれども、黒の方が合わせやすいなぁということで、試しに自分で黒く染めてみることにした。
ネイビーから黒ならそこまでガッツリ染まらなくても黒っぽくなるかなとかいう適当な考えで、ダイロンのプレミアムダイという40度のお湯でも染められる染料を買った。
コットンや麻などの天然繊維用で、ポリエステルやナイロンなどは染まらない。混紡率についても規程がある。これ一袋でTシャツが2枚、まぁだいたい400gくらいのものならば黒く染められるようだ。
まず1Lのお湯にダイロンを二袋入れ、しっかり攪拌する。ペットボトルの中に入れて振ると飛び散らなくていいかもしれない。
次に12Lのお湯に塩500gをよく溶かし、そこに先程の染料を入れて、攪拌する。
地獄のような黒。
ここに洗濯しておいた、染めたい服を入れて、15分間ほどよく混ぜる。その後時々混ぜながら45分待つ。ゴム手はしっかり使用しよう。
ちなみにSTUDIO NICHOLSONのパンツ以外に、着なくなったベルバシーンの白のロールTも一緒に染めた。白からだとどの程度染まるかの実験。
規程の時間が経ったら染料が出なくなるまでよく濯ぎ、脱水して日陰で乾燥させれば完成だ。
ちなみに染めた後に色止めなどしておくと退色しにくくなると思われる。私はダイロンの色止め剤を使用した。
で染め上がったのがこちら。
パンツはやや青みが残ってるものの概ね満足できる黒になった。Tシャツはやはりというか、微妙にムラになっているし、染まりきっていない。完全な黒にするには染料を多くするか、何度か染めるしかないと思われる。
ちなみにポリエステルやナイロンは染まらないとは言ったが、多少は色が付くようだ。パンツのタグも少し青みがかかっている。
それと多くの服は縫い糸がポリエステルだったりするので、縫い糸だけ白いまま染まってしまうなんてことがありがちなので注意してほしい。
綺麗な黒に染めたいのなら、業者に頼むのが手間もかからず安いのでそっちの方がいいかもしれない。黒が退色して白けてきたり、赤っぽくなったのに使用するにはもってこいかもしれない。
補遺①
ゴム手内に染料が入ってきてしまったので手がこうなった。
つらい