masao
最近セレクトショップの新規開拓みたいなことをやっていて、その途中で見つけ、購入したmasao shmizuのデニムを紹介したいのだけど、紹介することでファッション指南おじさんと化してしまう可能性を考慮して、適当に当たり障りの無いことを記事として書いていきたい。
恵比寿駅から代官山の方に行く感じのとこにあるDF TOKYOで買った。
代官山 新進気鋭の実力派アパレルブランドセレクトショップ DF TOKYO
割と珍しいブランドが多く、別注があったりとなかなか良さげ。masaoshmizuのデニムも、色合いが良い物を選んで入荷しているらしい。
こちらが購入したmasao shmizuの再構築デニム。Levi'sの古着デニム3着を解体して合成した感じの服。青くて服っぽい。
裏側。ポケットを剥がした所の濃淡とグラデーションすき。
前のポケットがバックポケットを利用したやつになってる。すき。
左足の切り替え。色合いも良いのだけど、ややこしそうな切り替えなのにまったくよれていないのがすき。あとインシームが2重になっててすき。
赤タブみたいなやつが付いてるっぽい。
全体的に非常に凝っている。こういう再構築デニムはわりといろんなブランドから出てるけど、その中でもトップクラスに綺麗に仕上がっている。すき。年50本くらいしか作らないらしいので欲しい人は買うと良いと思う。
どうでもいいけど、逃げるは恥だが役に立つとかいうドラマで星野源と新垣結衣がこのブランドの服着てましたね。どの記事にもピックアップされてなかったから、買って自慢してください。
服を染める
乱痴気でSTUDIO NICHOLSONのパンツを買ったのだが、雨でかつ店内の照明が暗いので思ったよりも青かった。
JAN-JAN VAN ESSCHEやO project、このSTUDIO NICHOLSON目当てで買い物はするが、この照明の暗さというのは正しい色の判断が出来ないので、かなりのマイナスポイントだ。晴れていれば窓際で明かりに照らせばいいのだが、生憎の雨とセールに釣られて買ってしまった。
まぁネイビーでもいいのだけれども、黒の方が合わせやすいなぁということで、試しに自分で黒く染めてみることにした。
ネイビーから黒ならそこまでガッツリ染まらなくても黒っぽくなるかなとかいう適当な考えで、ダイロンのプレミアムダイという40度のお湯でも染められる染料を買った。
コットンや麻などの天然繊維用で、ポリエステルやナイロンなどは染まらない。混紡率についても規程がある。これ一袋でTシャツが2枚、まぁだいたい400gくらいのものならば黒く染められるようだ。
まず1Lのお湯にダイロンを二袋入れ、しっかり攪拌する。ペットボトルの中に入れて振ると飛び散らなくていいかもしれない。
次に12Lのお湯に塩500gをよく溶かし、そこに先程の染料を入れて、攪拌する。
地獄のような黒。
ここに洗濯しておいた、染めたい服を入れて、15分間ほどよく混ぜる。その後時々混ぜながら45分待つ。ゴム手はしっかり使用しよう。
ちなみにSTUDIO NICHOLSONのパンツ以外に、着なくなったベルバシーンの白のロールTも一緒に染めた。白からだとどの程度染まるかの実験。
規程の時間が経ったら染料が出なくなるまでよく濯ぎ、脱水して日陰で乾燥させれば完成だ。
ちなみに染めた後に色止めなどしておくと退色しにくくなると思われる。私はダイロンの色止め剤を使用した。
で染め上がったのがこちら。
パンツはやや青みが残ってるものの概ね満足できる黒になった。Tシャツはやはりというか、微妙にムラになっているし、染まりきっていない。完全な黒にするには染料を多くするか、何度か染めるしかないと思われる。
ちなみにポリエステルやナイロンは染まらないとは言ったが、多少は色が付くようだ。パンツのタグも少し青みがかかっている。
それと多くの服は縫い糸がポリエステルだったりするので、縫い糸だけ白いまま染まってしまうなんてことがありがちなので注意してほしい。
綺麗な黒に染めたいのなら、業者に頼むのが手間もかからず安いのでそっちの方がいいかもしれない。黒が退色して白けてきたり、赤っぽくなったのに使用するにはもってこいかもしれない。
補遺①
ゴム手内に染料が入ってきてしまったので手がこうなった。
つらい
バトンホイールを買いまして
国境の長い海を越えると日本であった。箱の底が黒くなった。郵便局に車が止まった。
道路の反対側から局員が着て、インターホンを鳴らした。初夏の匂いが流れ込んだ。局員は大きな荷物を抱え、疲れた声で、
「中国からのお荷物です。」
アリエクスプレスにてバトンホイールを買った。いわゆる中華カーボンホイール。
Superteam製、カーボンクリンチャー、お値段前後で5万円強。
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ピスト用のホイールなので、ブレーキサーフェースが無いようだったが、試しにサーフェース作れる?と連絡したら、無償で作るとのことなので購入を決定。入金から約2週間で発送、関税や消費税の類は取られず、すぐ近くの郵便局に4日ほどで届いた。
届いたホイールを確認したが、振れは目視で0.5mm以内、ハブは非常に良く回り、ダストカバー付きでかつ長さの精度も非常に良かった。重さも公称プラス数十グラム、塗装やステッカーも良く施されている。概ね満足できる品質だ。
ただ、後輪が初期不良にて割れ、それを伝えたら返品無しで新品を送ってくれた。前回の三崎は後輪がまだだったので前輪のみで行った。
格好いい。横風にはかなり弱いが、デフォのホイールよりも重量でもエアロ的にもかなり改善したので、漕ぐのが非常に楽になった。特に重量は600gも軽くなったので、上りも結構楽になった。もちろんエアロ的にも改善したので高速域での速度維持も楽になった。人を含めた自転車全体の空気抵抗の1割がホイールなので、この1割の何%かを削れるだけでも違いをカンディル…気がする。
風切り音はしないので(風切り音するということはエアロ的には微妙)思ったより性能は良いのかもしれない。中が空洞なので、ロードノイズが反響してそこそ大きい。
剛性ははんぱない。後輪は素人の脚でも踏めば歪む程だったのが、このホイールではほぼ歪まない。スキッドしてもビクともしない感じはかなり良い。
購入や使用時の問題、事故等全てが自己責任なので、心配な人はLWCホイールとか買った方が良いが、その辺オッケーな人はやたら安い中華カーボンはおすすめ、はしない。まぁ、今時ほとんどのカーボンフレームホイールは中国で作ってるだろうし、選べば品質の良いのに当たるんじゃないの知らんけど。
タイヤとチューブの組み付けに関してだが、リムバイトが70mmあり、maxxisのチューブではバルブの長さが足りないので、パナのバルブエクステンダーを買って取り付けた。
一応空気漏れと緩み対策にシールテープを巻いておいた。
タイヤの取り付けに関しては非常に苦労した。デフォのホイールにはレバー無しで簡単に取り付けられたvittoriaのタイヤが悉く入らない。カーボンにレバーはあまり使いたくはないが、使わないとむりくぼなんですけど。
ちなみにブレーキシューは付属していなかったので、BBBのカーボン用シューを購入して取り付けた。
相性はそこまでよくないようで、それなりに調整してあげないとブレーキ音や振動が発声してしまう。サーフェースがサラサラのタイプなので、コルクタイプの方がもしかしたら良いのかもしれない。ブレーキ自体は良く効くので、しばらくはこのまま運用してみる事にする。
Arch東京店
4月末に、札幌に本店を構える古着屋Archが、都内にオープンした。
よく買い物に行ってたセレクトショップの人が、Archに移るから遊びに来てとのことなので、古着にはそこまで興味なかったが、折角なのでパンケーキガイジとミリタリーだいすきマンと行くことにした。
最寄り駅は浅草橋、ちょうど神田川と隅田川の合流地点にあるアナトミカ東京店の3階に店舗にあり、ビル内の階段を使う必要があるので、アナトミカの人には申し訳ないがそのまま店舗に入り、奥の階段を登ると入れる。
写真はちょうど浅草橋から隅田川の方を撮ったもの。奥に見える柳橋手前の右岸側にアナトミカ東京店がある。
所謂中古品を売るようなところではなく、80年代後半から90年代前半の米軍のデッドストック品や、貴重なフランス古着等が数多くあり、オールデンやモヒート等のブランド品もストックしてある。店員の知識量も多く、その古着の背景や着こなしなど色々なアドバイスも貰えるだろう。
例えば下の画像のジャケットは、ノルマンディ上陸作戦時に使用されなかったデッドストック品。M-Y3という型らしいが、まず新品で出てくることは無いそうだ。襟に付いているし、ホチキスで留められた白いタグが新品の証拠のようだ。
こちらはフランス古着コーナー。リネン等の生地を用いて、曲線的なパターンが特徴らしい。これはだいたいどれも10万とかする。キレそう。
割と本格派?古着屋、価格帯は結構高めだが、余所ではなかなか手に入らない貴重な古着が多数ストックしてあるので、暇なら足を運んでみると面白いかもしれないとか思った。割と見てて服装の趣味変わりそう…ってなった。
普段古着を買うことも無かったが、折角なので1着買ってみた。
1940年代頃の、今で言うタイペックス的な、清掃や作業用に使われていた使い捨てのプルオーバー。デッドストック品。かなりのオーバーサイズで、袖は非常に長く、垂れている帯を結んで着るようになっている。
でっけぇおめぇ
自転車ひとつで世界を救うスペシャライズド
チャリは地球を救う
スペシャライズドが世界中の戦争とテロを止めるべく開発した、サドル後方にアタッチメントを取り付けられるSWAT(Stop War And Terrorism)マウント。今まではBanditと言うテロと戦争に限りなく近い名前を付けられた、チューブタイヤレバーインフレーターをマウント出来る物を装備していたのだが、この度夏に向けてボトルケージを新設(735TRにはボトルケージ用の穴が存在しない)する事に。それがこちら。
www.specialized-onlinestore.jp
DIRECT MOUNT RESERVE RACK…これをサドル後方に取り付ける。
このようにボトルを2つ装備できるようになる。中央にも穴は空いているので、1つだけ装備と言うことも出来る。
推奨されているボトルケージはスペシャライズドのRIB CAGE。ボトルのサイズは600ml程度とのこと。
www.specialized-onlinestore.jp
耐荷重については不明。恐らく1.2kg程度が想定されていると思われる。また、エアロシートポストではサドル位置によっては干渉する可能性があるので注意。
軽く走ってみたが、特に脚に当たるとかそういったことはなく、後はある程度距離を走ってどういう問題があるか確認していきたい。
夏場に向けてボトルケージを増やしたいという人は、スペシャライズドのサドルとセットでどうだろうか。
補遺
かわいい
グリスの耐水性のやつ
ベアリング整備にオメガの極圧グリスを使った話を前回したのだけど、公式サイトでは耐水性も結構あるらしいので、どんくらい耐水性あんのよっていうのを確認してみたい人生だった。
オメガのグリスはこれ。
公式サイトによると、極圧性はもちろんシール性、耐水性、粘着性に優れてる模様。グリスは油だからどれも耐水性あるのでは?と思う人も多いのだろうが、グリスは水によって乳化してしまう。ペペロンチーノを作る際に、オリーブオイルをゆで汁で乳化させるのと一緒だ。ただ水が触れた程度ではそう乳化しないが、ベアリング内部に浸入して攪拌されれば、あっというまに乳化し、グリスとしての性能を失う。グリスの耐水性は乳化しづらさということだ。
と言うわけで、こいつと水を適当な瓶の中に少量入れて、全力で振れば乳化して水が白く濁る。
これを100回くらい振ってみる。
少し白く濁った。グリスもあまり拡散していないし、確かに性能は良さそうだ。
比較対象としてデュラグリスでもやってみたい。
シマノ デュラエース グリス 100g(Y04110200)DURA-ACE
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10回振ったくらいでこうなった。しっかりと白く濁り、グリスも拡散していてる。値段の割に性能は良くない模様。ただ、こちらのほうがちょう度が小さそうなので、乳化しやすかったりするのかもしれない。ついでに抵抗もこちらの方が低いだろう。それでもここまで容易に乳化すると、心配になる。
結論、オメガのグリス、青色でかっこいいよね