宮本のやつ

ヘラヘラと生きる人のブログ

冬の自転車

クソ寒い日がやってきた。冬だ。冷たい布団に包まって徐々に暖かくなるのが好きな季節だ。朝、目が覚めれば、窓は結露し、あの独特の匂いを感じられる、そんな季節だ。そんな低い気温の中、自転車に乗るのは中々の苦行だ。風は吹き抜け、衣服内気候を著しく乱す。手足の先は冷えきり、ハンドルを握ることすらままならない。それでも、自転車を漕ぎ続ければ汗を掻く。この汗を素早く発散させなければ、寒さによって汗冷えしてしまう。しかし、一般的な冬用の衣服、例えばダウンやメルトン生地のアウター等は、防風性と保温保湿性が高いので、汗は衣服内に留まり続ける。また、ヒートテック等に使用されるレーヨン素材も、コットン並に乾燥速度が遅いので、これらは運動時には適さない。家にある衣服は概ね運動には適さないので、自転車用の衣服を適当に探してみる。

取りあえず、冬場のスポーツに必要そうな、防風、透湿性を最低条件に探す。と言っても、私はピスト乗り。ファッション性は大事だ。サイクルジャージの類いはダサさがまともでないのでNG。登山用の類いもオーバースペックなのでNG。と言うわけで庶民の味方、UNIQLOのブロックテックパーカのポケッタブルタイプを買った。

www.uniqlo.com

 

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ブロックテックはUNIQLOゴアテックス的な素材で、防水透湿防風機能を持っている。撥水性もあるが、これはブロックテックというよりその外側の層が持つ機能をだろう。また、ポケッタブルでないものはストレッチ性もある。

見ての通り、裾がラウンドにカットしてあるので、自転車での前傾姿勢でも割といける。値段も6000円程度で、見た目もただクソシンプルなので、まぁ、サイクルジャージよりかは断然マシだ。防風性もかなり物で、ベンタイルよりも性能は高い。これを着て江ノ島まで漕いでみたが、中が蒸れず、透湿性も必要十分はある。ただ保温性はあまりないので、この下に同じくUNIQLOのポケッタブルのウルトラライトダウンを着込めば本格的な冬でも問題なく自転車に乗れるだろう。

サイクルジャージは着たくないけどあまり高いお金出すのもなぁみたいな人にはなかなかおすすめなのではないだろうか。まぁ、見た目もそこまで悪くないし。

インナーの方も探してみたが、まぁ、基本見えない物なので何でも良いかなと。適当にモンベルのジオラインとか、良いのではないだろうか。ちなみに私は作業着屋で買ったやつ。速乾性があればもう何でもいい。

 

補遺①

寒くなければもう少しお洒落なものも着ていけるので、そういうときにお勧めできそうなブランドがあるのでお勧めしておく。

なんとなく、自転車乗るときに困っているのが丈で、前傾姿勢になると後ろからインナーなり肌が見えたり、逆に長くすると前の方で余って邪魔だったりする。そんな心配が要らないのがJAN-JAN VAN ESSCHEとそのセカンドラインのO projectだ。

JAN-JAN VAN ESSCHEは、ベルギーのデザイナーで、アントワープ王立芸術アカデミーをDries Van Noten賞を授与されて卒業した経歴を持つ。そんな彼のデザインする洋服はパターンが非常に秀逸で、リラックスしたシルエットだ。ブランド最初のテーマがYUKKURIであるように、日本を意識したデザインも取り入れられている。都内では乱痴気等で取り扱いがある。

lantiki.shop-pro.jp

と言うわけで私の持っているものを適当に掲載しておく。

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見ての通り後ろが長い。また、パターンがどれも非常に素晴らしい。一番上のスウェットは、2枚の生地を前後で縫い合わせたもので、その独特なラインとそれによるシルエットが非常に良い。いいから買え。

 

ハンガーに掛けて写真撮るの難しくない?服が汚く見える。