宮本のやつ

ヘラヘラと生きる人のブログ

アーイク'デチャイソース(名誉毀損)

ARC'TERYXで色々買ってきた。

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左:ATOM LT HOODY 中:BETA SL JACKET 右:PHASE SL CREWNECK 下:ACRUX SL GTX APPROACH SHOE

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SQUAMISH HOODY

やはりデザイン的にはARC'TERYX一択なのかなという感じだったので、ウェアは全て統一しようと思い、登山を見据えてまとめて購入してきたので適当に紹介。

ATOM LT HOODY

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ARC'TERYX本社の人が必ず1着は所持しているミッドレイヤー。ショップの店員もだいたい所持しているし、必ずおすすめされるレコメンドアイテム。春や秋の気温の低い山を登る用に購入した。非常に軽量で415gほどしかなく、かなり小さく圧縮できる。適当に畳んでもフード内に。綺麗に畳めばアームホール内に収納が可能のようだ。

インシュレーションとして、Coreloft™と呼ばれる同社オリジナルのシリコンコーティングされた化繊インシュレーションを備えている。化繊をぐるぐるに巻いたようなスーパコイル構造とシリコンコーティングによって、圧縮性復元性があり、断熱性透湿性に優れ、そして濡れても暖かく、速乾性も備える非常に優れた中綿だ。

シェルにはDWR加工されたTyono™という、東レが開発した軽量・ストレッチ・防風性を持つハイテク素材を使用している。

サイドパネルにはPolartec®のPower Stretch®と呼ばれる、4方向へのストレッチ性と非常に高い透湿性を持つ素材を使用している。

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中央の色の濃い部分がサイドパネル

これらにより体の動きを阻害せず、寒く不安定な天候や汗を掻くような環境であっても、快適に登山を行うことが出来る。

試着した感じでは、夏だったこともありとても暑い。しかし、蒸れるような感覚がほぼ皆無だったので、おそらく透湿性についてはかなりの水準にあると思われる。サイドのストレッチ素材のお陰か、フィットしてるにも関わらず、腕が非常に動かしやすかった。晴れている日ならば、ベースレイヤーの上にミッドレイヤー兼アウター的な感じで使うのが良いのかもしれない。

 

・BETA SL JACKET

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わずか315gほどの、小さくパッキング可能なGORE-TEX Paclite®を使用した緊急用のジャケット。突然の雨等に使用する目的で購入した。

GORE-TEX Paclite®は、通常のGORE-TEXのようにメンブレンを2枚の生地で挟み込む3層構造ではなく、表のみ生地を貼り、裏はポリウレタンコーティングを施した2層構造になっている。それに加え、わずか13mmのシームテープにより軽量化と圧縮性を達成した。

シェルはDWR加工を施したリップストップ素材。ジャケットが全体的に立体的な構造になっていて、余計な装飾も無く、ミニマルで動き易いジャケットになっている。

先のATOM LTの上に着てみたが、防風性や透湿性については不明ながら、体の動きの邪魔にならないのはよくわかった。フードもミッドレイヤーの上から被れるようになっているし、引っかかる部分も少ない。そして何より軽いので雨が降ったときでも快適だろう。

 

・PHASE SL CREWNECK

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軽量の、高負荷用透湿速乾ベースレイヤー。オールラウンドに使えそうと言うことで購入。

使用されている生地は、テイジンの開発したPhasic™ SLポリエステル。水分を吸収する繊維と吸収しない繊維を2:1の割合で横方向に交互配置することで、吸収した水分の拡散に方向性を持たせ、速乾性と共に吸収した汗が下部に溜まるのを防ぐ仕組みになっている。従来では水分を吸収しない繊維にはポリプロピレンを使用していたが、ポリマーの段階で耐久撥水加工を施したポリエステル繊維を用いることで、着心地や着色性を改善したとのこと。

帰宅してから肌に直接着てみたが、まず冷感がある。少し汗ばんでいたのが素早く拡散したのか、ベタッとしてたのが直ぐにサラサラとした着心地になった。これを着てピストに乗ってみたが、確かに汗は下に溜まらず、今まで使用してきたユニクロのEXドライよりも明らかに速乾性に優れて、かつ汗を掻いても快適な着心地だった。登山以外のスポーツ、ランニングや自転車等でもかなりお勧めできるだろう。

 

ACRUX SL GTX APPROACH SHOE

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GORE-TEX使用の、片足で300g、テクニカルな地形向きのローカットアプローチシューズ。ローカットでは足首が保護できない等とは言うが、保護できるほど締め付けてしまうと足首の可動性を奪われてしまい、それが気に入らないのでローカットの物を購入した。

アウトソールはVibram®で、MegaGrip™ ラバーコンパウンドを用いたカスタムソール。ヒールは球状の登山用トレッド、爪先はクライミングゾーン。ミッドソールにはEVAフォームを使用し、衝撃吸収と安定感を確保。アッパーはシームレスなので、高い防水性と耐久性を持ち、ライナーは伸縮性のあるGORE-TEX

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ビブラム社と共同開発したアウトソール

この靴で高尾山六号路を登ったが、泥濘んだ土でも特別滑らず、下の写真のような石飛びで沢の中に足を突っ込んで走り抜けても濡れず蒸れず滑らずとなかなか優秀な靴だった。

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ソールも適度な固さがあり、岩の凹凸の感触が掴めるがある程度面で受けられるみたいなちょうど良い塩梅だ。岩場はまだこの靴で行ってないが、試しに手頃な岩に取り付いてみたらなかなか期待できそうなグリップだった。

 

・SQUAMISH HOODY

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前回クッソ雑な紹介をした、耐風ソフトシェル。ATOM LTと同じ、東レのTyono™を使用し、重さはわずか155g。特に圧縮性に優れ、胸ポケット内にパッキングが可能な程。夏場の高所での風による汗冷え対策として購入。

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パッキング前と後

このようにおおよそ手のひらサイズくらいには小さくできる。未使用なので性能の程はわからないが、こういった防風シェルは必須だそうで。


それぞれの本格的なレビューはまたそのうち各予定。とりあえず今回は買ったよって報告だけ。近いうちに岩殿山に行きたいので、その後に靴とスコーミッシュくらいはレビューしたい。